2011-01-01から1年間の記事一覧

福島原発は人災か

先日どこのTVだったか、3月15日未明、東電の清水社長から枝野幸男前官房長官に電話があり、福島第一原発の事故後「作業員を同原発から全面撤退させたい」と言ったという。 これを観て、先日のNHKの大河ドラマ『坂の上の雲』で、前回か前々回か、黒溝台に…

H2Aロケットの打ち上げを見に行ってきました

11日の日曜日から、東京の友人が工場の付帯設備「そつ庵」に逗留している。この名付け親によれば、こちらの言葉で焼酎のことを「そつ」と呼ぶそうである。建物そのものは質素なものだが、それこそ天然かけ流しの温泉に入りつつ桜島の噴煙を眺めるという大…

茶のしずく問題を考える

「美肌効果がある」として通信販売で大ヒットした「茶のしずく石鹸」をめぐり、被害相談は400件を超え、重症例も相次いでいるという。これですぐに思い浮かんだのは花王の食用油「健康エコナ クッキングオイル」だ。「肥満気味の方、中性脂肪が高めの方に…

日本の若者は・・・(その2)

「日本の若者はデモもできない腑抜けだ」と、時々耳に入ってくるが、これほど短視的見方も少ない。強力なデモ隊を繰り出し連日大もめにもめているギリシャの若者は、日本の若者と比べてしっかりしているとでも言うのだろうか。世界の若年層の失業率は、ギリ…

世界は広い。我々の常識で判断してなならない

タイでは記録的な大雨で被害が広がっている。もう1ケ月も2ケ月も前からの話なのに、と思っていたところ、それどころではなく、下流部では11月末の時点でも水につかり、洪水が長期化するおそれがあるのではないかとの研究結果が出たと聞いてビックリです。 日…

世界恐慌が目の前に差し迫っている?

ヨーロッパの経済破綻、その影響を受けた中国の成長の鈍化、そして世界的な経済危機が危ぶまれている。スペイン・ギリシャの若年層の失業率は40%を上回っているという。日本ではまだまだ10%程度だ。欧米の若者層の失業率の酷さに比べれば、日本経済はまだ…

新入社員を迎えて(あいさつ)

本日新入社員を4名お迎えいたしまして、私の所信を申し述べさせていただきます。今日の日経のトップ記事にもあるように、世界は1929年に次ぐ大不況に突入する可能性が色濃くでてきております。もしそんなことになれば、日本中で売り上げ不振、リストラ、倒…

外貨準備高を利用して外国企業を買収せよ

この不景気脱出のために、財政出動の大合唱だが、日経新聞9/7に、元日銀政策委員会審議委員の須田美矢子氏の投稿が大きく掲載されていた。それによれば、「金融政策はあまり役に立たず、中央銀行にできることは成長基盤を強化できる程度である」(別掲)と…

愚直であれ(その2)

菅首相がいよいよ退き本日その後継者を選出する運びとなったが、菅首相は、部下に任せるという風なところが全くなく「オレがオレが」ばっかりだったので、ついには殆どの大臣が離れていってしまった。菅さんはいうまでもなく山口の出身、つまり長州である。…

愚直であれ

アップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏が引退しました。彼の伝説のスピーチといわれているスタンフォード大学2005年卒業式で、「 Stay foolish. (愚かであり続けろ)。私は常にそうありたいと願ってきた。そして今、皆が卒業して新たに歩みを始めるに当た…

なでしこジャパンにみるリーダーシップ

なでしこジャパンが世界制覇の快挙を成し遂げ日本中が沸き立った。特に、ドイツ戦で唯一の決勝ゴールの丸山選手、アメリカ戦で同点ゴールの宮間選手、全戦で大活躍の沢選手のゴールシーンの評価ばかりが高いが、私が特に強調したいのは、各戦、各シーンでの…

政治家・官僚・経済学者の円高無策が、今の日本の不況を招いた

昭和30.40そして50年代と日本は高度経済成長を謳歌していた。今は中国がそれを受け継ぎ、日本はこの20年、給与が下がる一方だ。昔好景気の頃、その理由付けとして、国民の勤勉性・官僚の優秀性・識字率・終身雇用制・総中流意識などが上げられたが、今の中国…

魚たちの大進化にみる環境適応力

月曜ミーティング〔2011年6月27日(月)〕議事録より・NHKスペシャル「東アフリカ:神秘の古代湖―怪魚たちの大進化」 東アフリカには、ヴィクトリア湖、タンガニーカ湖、マラウィ湖を中心とする古代湖があり、これらは、6000キロに渡る大地溝帯と呼ばれる巨大…

ドラッカーについて

NHKの「知る楽」で堀田力さんのお話ドラッカーは先ず「ミッションが基本であり、ミッションは永遠のものでよい。しかし、目標は具体的でなければならない」というので、堀田さんは、ボランティア参加人数の目標を何十万人と具体的に定めた。また、ドラッカー…

3年連続受賞のモンドセレクションに初めて出席して

月曜ミーティングよりの抜粋 1. ベルギーは欧州の中でも小国である。昔からたびたび起こる欧州各国の戦争に巻き込まれ、何度も占領されてきた。近世でも、オランダやナポレオンのフランス、ヒットラーのドイツに侵略を受けたが、何の抵抗もせず逸早く降参し…

「平等」な社会が安定と成長を生む

東京電力には主に企画部出身の経営者層を頂点とした厳格な上下の階層構造(ヒエラルキー)が存在する。そして、その階層は、「東京電力」→「元請け会社」→「孫請け会社」→「ひ孫請け会社」→「派遣会社」→「原発事故処理をする派遣労働者」というピラミッド状に…

季節は、いままさに「青春」だ

こちら鹿児島は、桜も終わりいよいよ春の色を濃くしております。事務所の目の前の川原でも、いっせいに芽吹きだしました。このまことに盛んな様を目にして、季節はいよいよ人間でいう20代だな、と思いました。実は、もう20年も前でしょうか、堺屋太一著「…

福島原発、自然に対しても己に対しても謙虚さが失われていなかったか

東日本大震災の大津波に襲われた三陸沿岸の自治体で、先人が残した防災の知恵を受け継ぎ、被害を免れた地域があった。岩手県普代(ふだい)村と同県宮古市姉吉(あねよし)地区である。この二つの地区は、壊滅的な被害に見舞われた沿岸部の中で、両地域では…

大震災の義捐と日本の復興(その2)

この度の東日本大震災とそれに続く原発事故。特に、東京の浄水場から放射性ヨウ素が検出された23日以降は、注文が殺到し、工場の稼動時間を延長した程度で追いつくはずもなく、インターネットや電話での受注もその日のうちに打ち切らざるを得ず、お客様には…

被災地救援は、政令で決めよ

世の中、東北関東大震災とそれに続く原発事故などで騒然としております。これまで、余り政治のことで差し出がましいことは書かないことにしておりますが、今朝の放送のみのもんた“朝ズバッ”をみて、我慢ができなくなりました。 南相馬市の市長さんの悲痛の叫…

知識の量と洞察力は必ずしも比例しない

今週、社内教育に使ったものが、結構面白いと思いますので、以下に載せます。 これは10年以上も前に刊行された、 渡辺昇一著「勝ちぐせ」人生を生きろ! 一流人に学ぶ自分の壁攻略方 三笠書房 2001年刊 からの抜粋です。 今から思えば松下幸之助さんの先を見…

国の農政は間違いだらけ

BS日テレ 『夢は刈られて 大潟村・モデル農村の40年』 2011年2月20日(日)。これは秋田放送が40年に渡って撮り続けた記録だそうです。大潟村は戦後の食糧不足を解消する為、1957年に日本で琵琶湖に次ぐ2番目に大きい八郎潟を干拓して米を作るという政府の…

「ああ上野駅」への男たちの想い

先日の南日本新聞「天文間夜話」の「ああ上野駅」は印象深かった。 先日TVでもやっていたが、昭和20年代30年代の20年間で19万人もの人が、金の卵ともてはやされて、ここ鹿児島から当時大阪まで17時間もかかった集団列車で関西方面にそれぞれ就職したそう…

「人の上に立つ人は、下のものに執着を持て」と司馬遼太郎は説く

社内会議議事録より親はどれほど子のことを思っているかわからない。しかし子は親の愛、恩など無頓着だ。しかし、その子が親になったとき、その子供に無償の愛を注ぎ込む。世の中、良くしたものである。 この辺の微妙なところを、司馬遼太郎「坂の上の雲」で…

果たして「中国のバブルは今年中に破裂する」か

「このまま行けば中国のGDPは、20年にはアメリカを追い越し世界1になる」などと、大新聞が愚にもつかないことを書いているが、確かに「このまま行けば」そうなるだろう。そんなことは小学生でも計算できる。しかし、そうは決してならない。先週の、や…

温泉水には、あらゆるミネラルが含まれております

地中深く何万年も眠っていた温泉水には、あらゆるミネラルが含まれております。それだからこそ、体にもいいし、口当たりもまろやかでおいしいのです。本来、水には全ての元素が含まれているのが理想である。あの有名な天文学者カール・セーガンは、「私たち…

2011年の冒頭にあたり社員への所感

(前略)・・・・・そもそも「温泉水99」の特長という原点に帰って考えてみると、99は、?おいしい、健康によいという点で、品質は日本一、?その反作用でその分だけ、品質を説明するのが非常にむつかしい、と二点に要約できる。(品質の説明が、やヽもす…