民主主義の欠点(その3)

ロシアの暴挙について、世界中で抗議のデモが続いている。そんな中にあって、中国では、ロシアを擁護する意見の方が多数だそうである。

民主主義が多数決であるとすれば、中国ではロシア派が多数なのだ。要するに民主主義は何でもかんでもいいということにはならない。元々ヒットラーは選挙で選ばれたものだし、ロシアの先の国民投票では77.9%がプーチンに賛成したという。民主主義の欠点を我々はよく自覚しなければならないと思う。

そういえば、イギリスのウィンストン・チャーチル元首相が「民主主義は最悪の政治といえる。これまで試みられてきた、民主主義以外の全ての政治体制を除けばだが・・・」といったそうであるが、民主主義をもっとよい方向に昇華させなければ、強権主義国家に負けてしまう。