2011年の冒頭にあたり社員への所感

  
(前略)・・・・・そもそも「温泉水99」の特長という原点に帰って考えてみると、99は、?おいしい、健康によいという点で、品質は日本一、?その反作用でその分だけ、品質を説明するのが非常にむつかしい、と二点に要約できる。(品質の説明が、やヽもすればサギ的・神がかり的な誤解を与えてしまう)
 今年は上記??を踏まえて、会社方針、営業方針、今年の見込み等々について触れてみたい。・・・(中略)・・・・・そして、あれこれリーダー論を述べた後・・・・

 熱帯の木々が生い茂るジャングルであっても大木の下では他の木は育たないそうです。ところが、その大木が倒れるといっせいに芽吹きだしやがてまた大きな木が育つそうです。リーダーというのはそうしたものではないでしょうか。この事務所の目の前で、昨年の夏頃、本城川の雑木林をきれいに刈り取りしたところ、その跡にいっせいに新しい芽が芽吹きだし、あたり一面若緑でおおわれました。刈り取りがなければこんな新しい生命はうまれてこなかったろうと感動的でさえありました。
 新年を迎えた今でもあちこちに若緑の新芽が芽吹いております。リーダーというのはそうしたものではないでしょうか。存在感のあるカリスマ経営者が倒れて、一体あの会社はどうなるのだろう(たとえば本多宗一郎、松下幸之助)というのも杞憂であって、またまた新しい立派な後継者が現れるのです。

 年頭にあたりいろいろ所感をのべてきました。昨年は今年の新芽となる種をたくさん残してくれました。それも大粒の種なのです。この大粒の種を本年の大方針とし大きく育てられれば、売上を10〜20%も上乗せすることも可能です。
 今の当社の給与水準は中小企業の1〜5段階の4、大企業でいえば1ないしは2というところか。当社は今後それほど大きな投資を必要としないし、私自身の給与を上げる気もない。従って、増えた粗利額がほとんど利益になり、利益の大部分を皆さんの賞与アップにつなげられるのだ。つまり、売上を10〜20%も上乗せできたら、中小企業のトップの5、大企業の3レベルが射程内に入ってくるという夢のようなことが実現するのです。
 経営者と各部署のリーダーとスタッフ、各人全員が一体となり、この新芽をのばしたい。そして、一生懸命努力して運を引き寄せ、ブレークスルー(困難や障害を突破すること。敵陣突破、現状打破。技術上の突破口)しなければ躍進はありません。発想の転換、運を見逃さず掴み取るカンを普段から養成し、より一層の高みの会社にしようではありませんか。よい年になるようみんなで頑張りましょう。