上御一人のプーチンの誤算が飛んでもないことに!?(その6)...

3月13日の日経新聞に、ダニエル・ヤーギン氏のインタビュー記事が載っている。「氏はエネルギーの世界的な権威と知られる」とある。

プーチン氏は3~4年前の彼ではない。彼が聞きたいことしか言わない人たちに囲まれ、孤立している。(中略)

侵攻を決断する過程で経済関係のアドバイザーたちは外されたようだ。22年かけて築いてきたロシア経済を破壊している。合理的は判断を下せないかもしれず、紛争はエスカレートするリスクがある。

Swiftで弱っている経済が、ルーブルの急速な減価で海外の負債は膨らむばかりだ。恐らく借金の踏み倒し、デフォルトしか他にたどる道はないだろう。その結果、国内は急激な物価の上昇にあい、ハイパーインフレに突き進み国民は塗炭の苦しみにあうに違いない。

ヤーギン氏は、また

プーチン氏と習近平国家主席はお互いのことを「ベストフレンド」と呼び合い、プーチン氏は中国と通じて経済制裁を回避できるとみている。

何万人もの人命をうばい、ウクライナの人たちの生活を無茶苦茶にして世界中のひんしゅくを買っている。そのうえ、ロシア経済が破綻しそうで、そうなればプーチンの失脚は必須である。それを見た中国は、それまでベストフレンドと同じ歩みをしてきた習近平に反発し、彼の失脚につながるのではないか?