H2Aロケットの打ち上げを見に行ってきました

11日の日曜日から、東京の友人が工場の付帯設備「そつ庵」に逗留している。この名付け親によれば、こちらの言葉で焼酎のことを「そつ」と呼ぶそうである。建物そのものは質素なものだが、それこそ天然かけ流しの温泉に入りつつ桜島の噴煙を眺めるという大変贅沢な気分にひたれる。

ところで、幸運にも、H2Aロケットが天候不良で延期になっていたものが、翌12日朝10時21分打ち上げの予定というので、急遽本州の最南端佐多岬まで、妻と3人で見に行くことにした。

打ち上げの種子島とここ垂水市のほぼ真ん中に佐多岬がある。車を降りて30分位、そてつやラン、ブーゲンビリヤをはじめたくさんの南国風の林を分け入ったところに展望台がある。我々3人と、長崎からこられたご夫婦と、発射の瞬間を待った。

まさに10時21分丁度に、南の海上を一筋の白い雲を引いてグングン大空へ飛び立つ航跡が目に飛び込んできた。日本の期待を一身に背負ったH2Aロケットが飛び立ったのだ。感動である。種子島佐多岬は約75K、発射時の轟音が聞こえたのかどうか、帰り道で気になったが、みんなでワーワー騒いでいたので、確認できなかったのはやゝ後悔。