2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

上御一人のプーチンの誤算が飛んでもないことに!?(その6)...

3月13日の日経新聞に、ダニエル・ヤーギン氏のインタビュー記事が載っている。「氏はエネルギーの世界的な権威と知られる」とある。 プーチン氏は3~4年前の彼ではない。彼が聞きたいことしか言わない人たちに囲まれ、孤立している。(中略) 侵攻を決断する…

独裁の上御一人(かみごいちにん)か民主の御一人か、戦後の名経営者にみる。(その5)

戦後の名経営者といえば、ソニーの盛田さん、経団連の土光さん、ホンダの本田さんだろう。盛田さんの謙虚さ、土光さんの質実剛健、本田さんの心の広さは、天下一品である。 民主主義を考えるについて、本田さんについて考えてみたい。 本田さんは、技術者と…

民主主義か強権主義か(その4)

プーチンの余りの暴虐無道に興奮したのか、このところ立て続けにブログを書いております。 上記テーマを、何年か前の定例ミーティングで論じたのを思い出した。 以下、2015年7月22日(水)議事録よりの抜粋 1.日露戦争 みんな、日本は勝った勝ったといって、…

民主主義の欠点(その3)

ロシアの暴挙について、世界中で抗議のデモが続いている。そんな中にあって、中国では、ロシアを擁護する意見の方が多数だそうである。 民主主義が多数決であるとすれば、中国ではロシア派が多数なのだ。要するに民主主義は何でもかんでもいいということには…

トップ一人の独断は危険だ(その2)

宮家邦彦氏の「公開情報深読み」で、ウクライナ侵攻について、プーチンの四つの戦略的「判断ミス」があったとし、 筆者がプーチン大統領の「誤算」に注目するのは、こうした「誤算」は、プーチン氏だけでなく、今後、中国の習近平国家主席など他の政治指導者…

ウクライナ侵攻などという暴挙はどうして起こったのだろうか。(その1)

近年、「民主主義国家が衰退、権威主義国家の躍進」などという記事が目に付くようになった。たとえば、2020年の国連人権理事会では、中国の香港国家安全維持法について、「中国に反対」としたのが日本や欧州などの27カ国だったのに対し、「賛成」は何と53カ…