国家というものを信用できなくなった

 別添のとおり、東日本大震災に匹敵するマグニチュード9クラスの超巨大地震が北海道から三陸沖の太平洋で過去3,500年間に7回以上発生し、大津波が沿岸を繰り返し襲っていた等々、最近、頻繁に報じられている。
地震を専門とする政府機関や研究者が使命感をもってきちんと研究していれば、そのようなことはとっくの昔に対策が打たれていたに違いない。にもかかわらず、原発安全神話とやらで、地面を掘ってみれば容易に過去のつなみ歴は分かったものを無視し続け、今後何世代にも続く取り返しのできないことをしてしまった。
今回の原発事故については、それを推進してきた政治家や官僚や研究者には責任をとってもらうのが筋だろう。
だいたい、政府がやることは理不尽なことが多い。長いこと続いた専売公社の精製塩などもいい例で、健康を害するのが明らかなのに他のいい塩を作らせて来なかった。本来、塩というものは体になくてはならないものだ。それが精製塩などという化学薬品を国民にあてがってきたから、「塩は高血圧に悪い」などと悪役に仕立て上げられてしまった。今でも生産を続けているから、食堂などの外食産業は安い塩を使わざるを得ないのだ。だって、自分のところばかり原料の高いものを使っていたら、倒産してしまうのだから。太平洋戦争を引き起こしたのも政治家や軍隊という官僚だったし、日本がギリシャ化して行くとしたら、敗戦同様国家破綻するというのは明らかなのに、今国会でも相手の揚げ足取りに終始している。