月6万円のご老人が「定額給付金に反対だ」とおっしゃる

報道ステーション 2009年01月26日(月)
報道ステーションの古館伊知郎が厳冬の夕張へ行った。

財政破綻したあの夕張である。20数軒ほど立ち並ぶ市営住宅では、ほとんどの人が引っ越してしまい、残る住民は83歳と82歳の女性だけだという。
今では近くの公衆浴場も閉鎖されてしまい、その内の一人は200mほどの知人の家にもらい風呂に行くという。氷の張り詰めた滑りやすい下り坂を用心しながら下りて行く。古舘も後を追って、そのお二人にインタビューした。ここまではよくある風景だ。私もぼんやりTVを見ていた。驚いたのは次の場面。

古館キャスターが定額給付金について質問した何と!このお二人は「給付金には反対だ。もっと困っている人たちに使ってほしい」とおっしゃるのです。その内のお一人は、「月4万円の年金と娘さんからの2万円の仕送りで、細々とでもこうして生きていけるから」と。
「何と気高く孤高を保って凛として生きておられること!!」と心から、敬服いたしました。どうぞ末永くお元気でお暮らしください。そして、どうしてもお一人で立ち行かなくなったときは、堂々とおっしゃってください。そういう時にこそ我々の税金を使って欲しいのです。

市に6つある小学校が、まもなく1校に統廃合されるという。東京23区より広いこの夕張市に、小学校が1つになってしまうという状況、何とかならないのですかネー。