大阪、11年ぶり赤字脱却。橋下知事の快挙だ!

2009年2月10日(火)の朝日新聞によれば、

大阪府橋下徹知事は10日、2009年度予算案で11年ぶりに赤字予算を脱却する見通しとなったことを明らかにした。急激な景気悪化で大幅な税収減が見込まれるが、就任1年目の08年度に厳しい財政再建を実行した結果、同年度末に300億円程度の余剰金が発生。10年間続いた財源不足が解消する見込みとなった。

 大幅な職員給与引き下げで都道府県で最低水準となったり、私学助成などの削減を行い、約1100億円の収支改善をした。
 大阪人の印象は、個人主義というより利己主義というイメージで面白おかしく報道されることが多いが、行政の様々なサービスカットや、給与の減配にもかかわらず、橋下知事の支持率は、就任後一年経っても依然と80%を超える高支持率となっている。上の人がキチンとしたことをやれば、自分の身を削ってでもいいよ、という、極めて健全な思考であるという何よりの証明である。100の言葉よりも1つの行動の方が余程重いのだから。
 思い返せば、橋下さんが、出馬するかどうか思い余って、「たかじん」さんに相談したとき、大阪のために頑張れと励まされたと、TVか何かで聞いたとき、自民党からの出馬だというので、「うまくいけばいいが・・・」と、一抹の不安を持ちましたが、大成功だったようで、うれしい限りです。今後ますます、世のため人のために頑張って欲しいと願っております。

 翻って国政はといえば、自分たちは歳出カットも議員数の削減も何もしないでおいて、「3年後に消費税のUPをお願いしたい」などと、とぼけたことを言うものだから、みんながソッポを向くのである。もう少し、格調のある演説をしてもらえまへんやろか。