国民は気高く、思いやりの心を持っている。

お正月を迎えて早や12日が経ちました。この間余りいいニュースがなく、ブログも書く気になれませんでしたが、今日の新聞によれば、「国民の70%が定額給付金に反対」とのこと。誰だって、いくらでもいいから、お金がもらえるものならば、嬉しいに決まってます。これは、その気持ちを抑えて、「自分より気の毒な人にあげてくれ」という思いやりの心の表れでしょう。「年金や医療にまわしてくれ」「雇用対策に使ってくれ」とは!。嬉しくなりました。まだまだ日本の国民は大丈夫だ、と。

ただ、これだけは言っておきたいと思います。かわいそう〜などと同情していても事態は好転しません。辛口の考え方なので評判は悪いかも知れませんが・・・。

年越し派遣村に住んでいる人たちに、介護の仕事ならいっぱいあるようなのです。今日明日の寝床もない、食べるものもないというならば、とりあえず(短期的な)避難場所として、なぜ介護の仕事をやらないのだ、と。1年か2年勤めたあと、生涯のやりたい仕事があるのならその間に、その仕事の勉強をしたり、準備をすればいいのではないでしょうか。そのような綿密な計画をキチンと実行した上で、応募してきた人なら、必ず受け入れてくれる企業はあるはずです。クビを切られた、食べるものもない、という前に、その程度のことを思いつかなかったり、介護はしんどいから・・・と、努力しようとしないならば、社会は受け入れないでしょう。無論、その前に、十分な内部留保を蓄えたり、ゴーンさんのように18億円もの年収を受けながら、ちょっと景気が悪くなれば、すぐに馘首というのは、まったくの言語道断のことですが。

それはともかく、麻生首相の気持ちが、どうしても判らないのです。「これくらいのものを上げればきっと喜ぶ筈!」と国民を見くびっていたのではないでしょうか。国民はそれより、もっともっと気高く、他者に対しての思いやりの心を有していたのです。
今年は大変な年になりそうです。より一層みんなで力を合わせて頑張って行きましょう。