温暖化対策は、もはや猶予なし!!

毎日新聞1月19日号に地球温暖化について大変な記事が載っていると、TVが言っていたので、慌てて駅の売店で購入した。以下はその要旨。

 

国連の「気候変動に関する政府間パネルIPCC)」を毎日新聞が入手した。
 化石燃料に依存した大量消費型の社会が続くと、今世紀末の地球の平均気温は最大で6.3度、海水面は58センチ上昇すると予測。
 報告書は1906〜2005年の100年間に0.56〜0.92度上昇したと分析した。
 平均気温が3度上昇すれば、アジアで年間700万人以上が洪水の危機に直面し、世界の1億人以上が新たな食糧難に陥る。4度上昇すれば、約30億人が水不足に直面し、多くの水生生物が絶滅する、5人に1人が洪水の影響を受け、北米では熱波に見舞われる回数が3〜8倍に増加、北極海の氷も35%減少する、と警告した。

 
 ブッシュ政権もようやく重い腰を上げるようであるが、当然のことである。現在の「大量消費型の社会が続く」かぎり、温度の上昇が避けられない。ということは、人類の滅亡につながるということである。企業は「前年対比100%以上達成しなければならない」とか、政府は「GDPが増えなければ社会保障がつづけられない」などと言っているが、不況や年金減額どころの騒ぎではない。何しろ人類の滅亡というとんでもないことが予測されるような深刻な事態になっているのだから・・・・。
 これまでの右肩上がりの思考にとらわれず、毎年90数%でも、社会が回って行けるような新しい経済理論や哲学が生まれなければ、やっていけないのではないか。何でも江戸時代は、リサイクルが活発に行われ資源の無駄使いがない、大変効率のよい社会であったらしい。恐らくほとんどGDPの拡大はなかったのではなかろうか。

 21世紀を迎えて、西洋の思想から東洋の縮みの思想に移行する時がやってきたような気がする。