アルカリ整水器にはカルシウムが投入されているという

これまで度々このブログで推奨して来た本についての批判がZAITEN3月号に掲載されているので、その記事から主要な部分を紹介します。

ZAITEN (財界展望) 2007年 03月号 [雑誌]

ZAITEN (財界展望) 2007年 03月号 [雑誌]

買ってはいけない!読んでもいけない!  130万ベストセラー

『病気にならない生き方』の大欺瞞

・・・略・・・この健康本が医学と健康を語るように見せながら、内実においては「電解還元整水器」(アルカリイオン整水器)のバイブル本の性質を持っていることが窺われる。その理由は、 「自然の摂理に反すると病気になる」と主張する傍らで、こと電解還元整水器(=アルカリイオン整水器)に関しては、この器械で生成されるアルカリ水が「自然の摂理に反する人工水」でありながら、すべてにわたって良いことづくめで絶賛している ・・・略・・・ 
 ・・・略・・・この種の器械にとってもっと重大な欠陥は、通電能力を高めるためカルシウムを投入することだ。厚生労働省が悪いのか、メディアの医学知識が不足しているため報道が徹底していないことがあるのか、実はカルシウムは人体の骨の生成物質としてのみ関心が持たれているものの、実はカルシウムは人体の生命現象に驚くほど深く関与していることが国民に知られていない。
 生活習慣病に関して言えば、カルシウムの摂取量が多いと膵臓の「β細胞」から分泌されるインスリンが過剰になり、余った脂肪が皮下脂肪や内臓脂肪になったりして、生活習慣病の起因になる。・・・略・・・要するに、カルシウムの摂取過多は人間の健康に大きな弊害をもたらす。・・・略・・・


 以上長々引用させていただきましたが、ご指摘のことは、きっと「おっしゃる通り!」だと思いますので、関心のある方は、ZAITEN3月号をお読みいただきたいですが、カルシウムの過剰摂取は、皮下脂肪をためるばかりでなく様々な健康被害を及ぼすとは、不覚ながら知りませんでした。私がこの「病気にならない生き方」を推奨してきたのは、「たくさん水を飲め」、「アルカリイオン水がいい」、「還元力の強いつまり酸化還元電位の低い水がいい」等々について、全く同感でしたので、お奨めしていたのです。
 ただし、アルカリ製水器の水について、新谷先生ご自身も指摘しておりますが(P165)、「ただし、こうしたミネラルウォーターで一つ注意したいのは、ペットボトルのまま長くおくと、還元力がしだいに低下してしまうことです」と言っております。やや、新谷先生に対して甘い見方かも知れませんが、水道水より電解還元整水器でつくったアルカリイオン水の方がずっといい、と言いたいのであって、多分、『温泉水99』のことはご存知ないのではないかと思われます。
 その点、『温泉水99』は天然ですので、余分なカルシウムも入っておりませんし、品質(アルカリ度や還元力等)の維持も人工水と比べてずっと長持ちします。