フランスの連続銃撃事件に思う

明けましておめでとうございます。昨年中は大変なお世話になりながら、ご挨拶が遅れました。
ところで、新年早々フランスの連続銃撃事件という大変な事件が起こりました。反テロデモの参加者が370万人にも達し、50ケ国もの首脳者も参加したという。

日本でも、野球でもマラソンでも“外人”が大活躍している。他国者を入れた方が当然強くなる。経済でも同様で、フランスは外国から安い給与で働く若い労働力を次から次へと呼び寄せ500万人にもなるという。しかしその分トラブルも増える。つまりは、経済発展して強い国にはなるが、その分トラブルも抱え込むことになる。

もともと、イスラム教もキリスト教も、一神教で他の神は認めないというのだから、両者が融和するということは無理なことではなかったろうか。それを、経済的な目先のメリットで招いたり招かりしたからには、両者ある程度折り合いをつけるしかないのではないか。
自由・平等・博愛という重い歴史があるとはいえ、何でもかんでも「言論の自由」というのは行き過ぎにみえる。一方のイスラムは、キリスト教の国だしユダヤ人もいるということを承知のうえで移住して来たのではないか。

アメリカはメキシコから、中国でも新疆ウイグルや内陸の農村地帯から、若くて安い労働者を吸収して強い国になったが、同じようにトラブルを抱え込んでいる。この不毛の両者の間に割って立つのは、八百万の神と「郷に入れば郷に従え」ということわざがある日本しかないのではないか。