人工的に作った食品は危ない?

 フジテレビ「アンビリバボー 感動実録・カモシカを人工保育」は、生後1カ月のあかちゃんカモシカを育てて2年後苦労して自然界に戻した、感動のご夫婦の愛情物語だ。その中でちょっと気にかかったのが・・・・

赤ちゃんカモシカに人工のミルクを飲ませたところ下痢をしてしまい、ついには栄養失調で死んでしまうのではないかというほど弱ってしまった。ある日いつものミルクを切らしてしまったので成分無調整の牛乳を飲ませたところ下痢も治り順調に成長して行った、


というのである。普段人工的に作った食品や飲料などに多大な疑問をもっている私は、その本を買ってみた。

ロッキーへの手紙

ロッキーへの手紙

 自然界に帰した後二度も思いもかけずに再開するなど大変心温まる実話でした。

  
 世界中で骨粗しょう症の発症率がもっとも高いのは乳製品の摂取の最も多いアメリカで、次いでイギリス、スウェーデンフィンランド・オランダなどが続く。そして摂取量が最も少ないアジアとアフリカの諸国では、骨粗しょう症がほとんどなく、中国などは骨粗しょう症に相当する単語もないというのです。
 

病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める-

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新谷先生も、牛乳について、

油と並んで酸化の進んだ食物。その上、市販の牛乳は脂肪分を均等化させるために攪拌する(ホモ牛乳)。この時牛乳に空気が混じり、乳脂肪分が過酸化脂質になってしまう。子牛に飲ませると、4、5日で死んでしまう。牛乳を飲む習慣のなかった昔の日本では、アトピーや花粉症、骨そしょう症はなかった

と書いております。

 最近はこうしたことが知られるようになって、先日など余剰乳が1000トン(1リットツパップ100万本分!)も廃棄処分された。
 牛乳ばかりでなく、水でも食品でも人工的に作られたたくさんの商品が出回って大量に消費されておりますが、本当に大丈夫なのだろうか。絶対大丈夫!とは誰も言えないのではないだろうか。自然のもの・天然のものをつつましく少なめに感謝しつついただく、という姿勢が今ほど必要なときはないように思います。