[日記・コラム・つぶやき]

信州安曇野に、中学時代の同級生男性6人女性10人。50年振りの人も何人かいて、大いに語り大いに飲んで昔話に花を咲かせて来ました。思いもかけない雪景色に歓迎されて忘れられない一日となりました。(前列一番右端が私です)


 
その行き帰りの汽車の中で読んだ本

国家の品格 (新潮新書)

国家の品格 (新潮新書)

 

戦後、アメリカの考え方、特に経済至上主義、市場主義が、自由とか平等というフィクションのもと、強者と弱者が戦い、勝者が全てを取る。ここには、もののあわれとか惻隠の情などは、一片もない。その結果、今のアメリカは、競争を勝ち抜いた上位1%の人が国富の半分近くを占有するという、とんでもない格差社会を作り出してしまっている。
 その結果、先進国と呼ばれている国は、家庭崩壊と少年少女の非行、教育崩壊による学力の低下子供たちの読書離れ麻薬やエイズの蔓延、犯罪・テロの頻発など、欧米のやり方考え方では、もうどうにもならない所へきてしまっている。日本とて勿論例外ではない。
 
 これまでたくさんの外国人が固有の文化を持つ日本を賞賛してきた。それこそが、もののあわれとか惻隠の情と呼ばれる、戦前の大概の日本人が有していた武士道の精神である。貧乏であることを何とも思わない高貴な考え方を取り戻し、世界に広めて行くべきである。

と説く。是非たくさんの方々に読んでいただきたい。