政治の質をあげなければならない

スコットランドが、何はともあれ決着がついた。民主的な方法で決めたことに敬意を表したい。
しかし何故生活の危険を冒してまでスコットランド人が、独立したがるかといえば、余りにも貧富の差が大きすぎる。まだ貴族なんていう種族が跋扈していて結構いい汁を吸っているのである。貴族院などというのはその象徴である。それに引き替え、スコットランドの若者の失業率は4人に1人というのだから、「イスラム国」にまで行くということまではしなくとも、せいぜい独立を願うというのはやむを得ないことのように思える。

ところでその貴族院だが、結構いい面もあるようである。というのも、各界の第一人者を、選挙なしに貴族院議員にしているようである。
矢張り、「なりたい人より、させたい人」である。兵庫県の県議の例を見るまでもなく、政治家の質の低下は目に余る。iPS細胞の山中教授などは、今の制度では間違っても立候補しないだろうが、参議院に是非お国の為に入ってくれとお願いすれば、引き受けてくれるかもしれない。日本には各分野に敬服する方が大勢いらっしゃる。そういう制度を作ってもらうしか、政治の質をあげる方法はないのではないか。
ただこの場合、だれが任命するかが問題である。そのため、国民が勝手連的に、勝手に「あの人がいい」と候補にあげてそれを投票するとか・・・・何かいい方法があるのではないか。