スコットランドの独立問題に思う

スコットランドが、何はともあれ決着がついた。民主的な方法で決めたことに敬意を表したい。グレートブリテン島は本州とほぼ面積が同じ、スコットランドは人口と面積が北海道に非常に近い。つまり、もし独立ということになれば、本州から北海道の面積と人口がなくなるわけだから、北方領土どころではない。そんな大問題を、一発の銃声もなく、平和裏に解決したというのは、まさに成熟した国という印象を受けた。

ところが、9/18の読売新聞によれば、新疆ウイグル自治区の学者が「独立を呼びかけていた」と国家分裂罪に問われているという。そんなことを言えば、スコットランド人の45%が同罪と問われることになる。中国は国家4000年の歴史とか言っているが、少しも成熟していない。

またロシアでは、タス通信が「欧州はスコットランド住民投票を尊重し、クリミアの住民投票を承認しようとしない」と報じているそうだが、一方的に越境して他国に移住した異国民の人口の方が多いからといって、住民投票を承認せよというのは、どこかおかしい。
スペインのカタルーニャ地方でも同じような動きがあるようだが、どの人たちに投票権を与えるか、合理的な線引きをした上での住民投票が行われればいいのだが。

追って書き

大変残念ですが、9月24日の日経新聞に、左の記事がありました。無期懲役だそうです。