水と二酸化炭素から軽油を作り出す微生物が温泉の水の中からみつかった。この記事にはびっくりしました。温泉水には、本当に不思議な力が秘められているのですね。

05.06.17の日経新聞の記事より

  水と二酸化炭素から軽油を作り出す微生物が温泉の水の中からみつかった。新たに見つかった微生物は、単細胞の藻類で、草履のような形をしていて、長さは百万分の3〜4メートルで、微生物の重量の20〜25%までためることが可能。微生物を回収してすりつぶすだけで、簡単に軽油を取り出すことができる。


 この記事にはびっくりしました。温泉水には、本当に不思議な力が秘められているのですね。地球温暖化の元になっている二酸化炭素を取り込める、ということならば、二重のメリットですよね。つい、温泉水について考えてしまいました。

 以下、完全には科学的に証明されているわけではありませんので、断言はできませんが・・・・当社の『温泉水99』は、地下に長い間眠っていたため、周囲のミネラルを溶かし込み、ミネラルがイオン化されて吸収されやすいようになっている。そのため、普通の水では考えられない様々な現象や不思議なことが起こるのではないか、とも推測されるのです。つまり、

アルカリ度(pH)が非常に高い。釘がさびにくい。油と混ざる。お米がおいしく炊ける。ご飯が黄ばまない。洗濯物が白くなる。傷が治る。整腸作用がある」などから始まって、もっともっとビックリするようなお客様からの様々な感想が寄せられております。それもこれも、先ほど言った、「周囲のたくさんのミネラルを溶かし込み、そのうえ、ミネラルがイオン化されているため吸収されやすいようになっているのではないか」と考えられるからです。

海から生命が誕生したわけですから、人間の体液(血液・リンパ液など)や赤ちゃんを育てる羊水が、海の成分と非常に似ているというのはよく知られておりますが、当たり前といえば当たり前かも知れません。海には、あらゆるミネラルが溶け込んでいます。取りすぎたら有害となる、鉛・水銀・砒素・カドミウムなども無論含まれております。また、ものを食べられない患者に対し長期間にわたって、輸液を静脈に入れて栄養補給する場合、取りすぎたら有害となる微量金属のセレンやクロムを混入させているそうです。このように、あらゆるミネラルが我々生命の維持には必要なのです。無論、量の制約がありますが。

したがって、温泉は全てのものを溶かし込んでしまいますから、近くに水銀や砒素が多くあり過ぎるばあいは、付近の温泉にも多く溶け込み過ぎていて、飲用には不向き、という場合もあります。実際、温泉だからといってただ安易に飲むのは危険で、毎日常用で飲める温泉水というのは、それ程多くはありません。「日本には数多くの温泉がありますが、そのうち飲用に適したものは3%以下とも言われています」(八藤 眞著 「凄い水の正体102ページ  メタモル出版)。飲める温泉の場合は、必ず、蛇口にコップが用意されていたり、脱衣室に「飲用の効能」などが、誇らしげに掲げられておりますので、すぐに判ります。逆にいえば、そうでないものは、飲用に適さず、飲んではいけません。