赤ちゃんの肌は水分が多く"もち肌”ですが、高齢者の肌を手で掻くと細かな粉が飛び散っているのが顕微鏡で見えるそうです。それだけ高齢者は水分が不足しており、まめに、ちょうちょく水分を補給する必要があるのです。

元読売新聞アジア総局長 丸山 勝氏

偶然のきっかけで、ユニークな特長のある水を知った温泉水99』なる一風変わったブランドである。鹿児島県桜島の対岸にある垂水の産で、温泉を地下から汲み上げて殺菌ボトリングし、pHが限りなく10に近い9.9ほどだというので、こういう名を付けたのだそうだ。このpHなら、ヒジキやリンゴ並みの驚くべきアルカリ性である。

アルカリ性だとどうなるのか。人間の体内水は、もともとpH7.4の中性にできている。運動して酸素を取り入れ、米や肉のような酸性食品を摂取している間に、体はどうしても酸性に傾きやすい。野菜や果物が体にいいのは、繊維質であるほかにアルカリ性だから。我々は野菜類を食べることによって体を酸性からアルカリ性に引き戻す作業を、知らず知らずのうちにやっていることになる。アルカリイオン水が健康によいとされるのも、ほぼ同じ理屈である。

高齢者ともなれば若者よりも健康に留意せねばならぬことは当然。水分の体重比は新生児の80%が75歳では50%ほどに減ってくるから、飲みやすい水を頻繁に摂取して水分不足にならないように注意しないといけない。飲みやすさでは硬水よりも高度100以下の軟水がまさる。『温泉水99』の添付資料によると、硬度2.65。けたはずれの「軟らかい水」なのだそうだ。・・・中略・・・・

問い合わせから数日後、資料が送られてきた。いささか商品宣伝めくが、「酸化還元電位」が飛び抜けて高い還元水だとうたっているのが目についた。うーむ、これはなかなか侮れない水であるらしい。 

 

   以上、悠悠ライフ(財団法人 全国退職員生きがい支援協会刊)2002年7月に、『温泉水99』に関する記事を紹介させていただきました。赤ちゃんの肌は水分が多く"もち肌”ですが、高齢者の肌を手で掻くと細かな粉が飛び散っているのが顕微鏡で見えるそうです。それだけ高齢者は水分が不足しており、まめに、ちょうちょく水分を補給する必要があるのです。水は、ダイエットにも役立つし、高齢者の体を水々しくし、血液のドロドロを防ぐのです。たくさんの水を摂らなければならないというのもうなずけます。