イースター島に西暦500年頃から人が住みつくようになり、1700年頃人口のピークを迎えたという。最初はヤシの木が生い茂り環境が良かったらしいが、焼き畑農法による森林の破壊、部族間の紛争、寒冷化、外部から持ち込まれた疫病(特に天然痘)などにより急速に人口が減少し衰退したらしい。

日経新聞12月18日「イースター文明と環境破壊」を読んで。

 人間による環境汚染、温暖化や寒冷化という気候変動によって、過去に繁栄した文明もこうした問題に翻弄され、滅亡したり衰退したりした、としてイースター島の例を挙げている。島の悲しい歴史が地球の未来を暗示しているような気がして、つい考えさせられてしまいました。

 独特な表情をした巨岩人像モアイで有名なイースター島。西暦500年頃から人が住みつくようになり、1700年頃人口のピークを迎えたという。最初はヤシの木が生い茂り環境が良かったらしいが、焼き畑農法による森林の破壊、部族間の紛争、寒冷化、外部から持ち込まれた疫病(特に天然痘)などにより急速に人口が減少し衰退したらしい。

 そもそも、イースター島はチリから西に3800キロも行った絶海の孤島なので、外部へ人が簡単に逃れたり、食料を持ち込んだりすることができない。「閉鎖的になっているところはまるで地球の小型モデル」と首都大学東京の福沢仁之教授がおっしゃっているが、まさに我々地球の将来を示唆しているようで、大変怖い話である。我々今世紀に生きている者の義務として、後代に継ぐべく地球を殺してしまってはならない、と思うものである。

 

生き方を創造する生命科学―科学者がたどり着いた生命観

生き方を創造する生命科学―科学者がたどり着いた生命観

30数億年前の生命体の誕生を、水とミネラルを使い世界で始めて実験室内で再現したといわれる川田薫先生は、その著「生き方を創造する生命科学で、川の水が海に注がれ蒸発して雲となりやがて雨となって大地に降り注ぐという水の循環システム、自然の浄化能力を、近年の水質汚染・大気汚染・土壌汚染などの環境破壊の方が上回ってしまい、昔のように水が完全に元に戻らなくなってしまっている。昔の水は現代の水よりずっと活性化されていて、洗剤など使わなくとも汚れを落としたし、油を分解したし、水と併せ飲めばさして二日酔いにもならないし、何よりズッとおいしかった、というのです。

 『温泉水99』は、気の遠くなるような長〜い時間、地下奥深く蓄えられていた太古の水で、将にこのような水なのです。


水が年々汚染されて行くとしたら、将来、地球は生命を保持できなくなり、やがては先ほどのイースター島の例のようになってしまうのではないでしょうか。怖いお話ではありませんか。