西日本豪雨に思う(その2)

この度の西日本豪雨は、日本中どこにでも起こりうることを示している。しかし緊急通報を受けても、被災地の人たちが、ぐずぐずしていたことが被害を大きくした一因と伝えられている。しかしよくよく考えてみれば、政府のお歴々が宴会を開いていたように、そもそも日本を引っ張るリーダー達からして緊急通報を信じていないことを露呈した。それもこれも、これらの予報が余りにも空振りが多いため、日本人総1億人がオオカミ少年になってしまったのだ。読売新聞(7/20)によれば、「今回の豪雨で広域に出された避難指示・勧告の対象は最大計860万人を超えたが、自治体が指定する避難所に来たのは3万人以下」だったという。ここ垂水市では、ほぼ毎日のように雷警報が発令されている。そんな予報を鵜呑みにしていたら、日常の生活が成り立たないのだ。

もともと、自然の兆候を予想するというのが、ドダイ無理な行為で、避難指示のあり方を問う前に、先ずは、何はともあれ堤防の強化こそ喫緊の課題、焦眉の急ではなかろうか。