薩摩藩英国留学生記念館(その2))

薩摩藩英国留学生19名のうち、ただ一人日本に帰らずアメリカのカリフォルニアに渡ってワイン農園を経営、大成功を収めた人物が長澤鼎だ。
その長澤を、NHK知恵泉で6月16日から2回にわたって放映するそうです。夜22:00〜45です。そこでどんなことが語られるか楽しみにしている。

1983年11月11日、 来日したレーガン大統領が、経済摩擦で緊張感が漂っていた日米の友好関係を修復するため、国会で演説を行った。その中で大統領は長澤鼎について触れ、次のように語ったという。
 「仕事熱心な日本人がカリフォルニアにもたらした奇跡を、私はこれまで数多く見てきました。たとえば1865年、長澤鼎という若きサムライ・スチューデントが、西洋の先進技術を学ぶため、日本を後にしました。そしてその10年後、彼はカリフォルニア州サンタローザでファウンテングローブというワイナリーを開き、間もなくカリフォルニアの葡萄王として知られるようになったのです。日米両国にとって、サムライから実業家となった長澤氏の功績は計り知れません」と。