この度のTPP交渉で思うこと

オバマ大統領が先ほど韓国に向けて旅立った。尖閣は安全保障の適用対象であると米大統領として初めて明言してくれた。しかし、TPPでは大筋合意を得られなかった。オバマもTPP未解決で後ろ髪を引かれる思いだったろう。日米両国にとって大変残念なことである。
次の訪問国の韓国はお客様を迎えるどころの騒ぎではない。セウォル号沈没事故では、やることなすこと全て不祥事不手際の連続で、朴クネ大統領の支持率が急降下しているという。

もともと、今度の東南アジア歴訪には韓国は含まれていなかった。それを無理やり「日本に来るなら」とネジ込んだものだから、昨夜の夕食時、夫婦でこんな会話をした。
「朴クネさんもオバマを迎えるどころではないだろう。我が国は沈没船事故で、全国民喪に付しております。乾杯どころではありません。日米両国のTPP交渉が難航しており時間切れになりそうとの報道です。このたびのお立ち寄りは辞退いたしますので、是非日米両国の繁栄のため、TPPの結論を得て下さい」と。そうすれば、日米はもとより、韓国民も「そこまで事故のことを思ってくれるのか」と、人気が回復するのではないか、と。

事実、本日午後のTV報道では、オバマの訪問に韓国民はほとんど無関心で、関心事はもっぱら沈没船のことばかりだという。

ただもしかして、ある程度の合意を得たから国内向けに「大変だ」「大変だ」と言っている節もないではない。もしそんなことなら、朴クネが「辞退する」とでもいえば「余計なことはしないでくれ」ということになるのだが・・・・。