商業界主催の米国小売業 視察セミナーに、常務・平井部長

11月アメリカ小売業視察セミナーに武藤常務・平井部長・加藤大阪営業所長・武藤有子以上4名が参加することになりました。視察の目的は以下のとおりです(社内定例ミーティング議事録より)

日本は小売先進国のアメリカを勉強してここまで発展してきた。例えば、SC(ショッピングセンター)の作り方、テナントミックス(テナントの業種の選定と配置)、品揃え・陳列方法等々、かってアメリカでやっていたことを忠実に学んでそれを日本で再現したと言っても過言ではない。(勿論、米国のデットコピーではなく一部日本独自のものもあるが)。

そのアメリカ方式を先例として、40年も前から、シアーズ・JCペニーを始めウォルマート(ダントツの売上高世界一)はおろか、話題のウェッグマンやスチューレオナルドなど、小売後進国の日本に持ち込んできた(紹介した)のが渥美俊一先生や「商業界」である。特に商業界の発行している月刊誌「商業界」や「販売革新」は、まさに小売業に携わるものにとってバイブルともいうべきものであり、今日の流通業界の発展に寄与してきたのは、少なからざるものがある。私もこの数十年ずっとこの月刊誌を読み続けて大きな影響を受けました。

その「商業界」の社長だった結城義晴氏が、同社を退職しての初仕事がこの視察セミナーのコーディネートだという。(私は何か運命的なものを感じました。) 結城先生のブログを読んでいただきたいが、当然のことながら大変見識も高く、各界各方面に知人知友が多いので、願ってもない僥倖です。さて、その視察の目的ですが、

 第一は、アメリカの商品の提供方法を学んできてもらい、我が社の商品のパッケージはいかにあるべきか、を考える契機にしていただきたい。現在の我社の配送形態のダンボールで陳列しているなどというところは一箇所もないはずである。また店頭での陳列にしても日本のようにゴンドラに1本づつ並べているのではなく、6本単位などバルク陳列されているはずである。

 二番目は、4〜5年前私がアメリカを訪れた際今後大きく伸びるのはオーガニックスーパーマーケットだといわれ、値段が高いにもかかわらず当時でも結構人気が高かった。今は、いよいよその度合いを増しているらしい。
「ホールフーズマーケット」という店がある。全米で急成長しているオーガニック専門のスーパーマーケットである。ウォールマートもホールフーズマーケットに刺激され、オーガニックを強化商品に入れたくらい、全米でオーガニック商品に関しては圧倒的な影響力をもっている。今後日本でも絶対そのようなお店が増えると思っている。その辺のところをきっちり見てきてもらいたい。幸い『温泉水99』は農薬ゼロという極めて希少価値のある水である。オーガニックスーパーへの導入を今から準備しておかなければならないと思っています。

 第三は 、これは全くの望外の僥倖であるが、あのウォルマートがどうしても勝てないという日本で最も人気のある「HEB」の元副社長が講演してくれるというのだから、こたえられない。是非一字一句聞き落としのないようにして、その内容を我々社員全員に伝えて欲しい。
 
 第四は、冒頭にもお伝えしたように、このたびのコーディネーターの結城先生には、流通業界に生きる当社として是非先生の知己を得て、今後のご指導をいただきたいと願っております。