水が、なぜジュースやお茶とほぼ同じ価格で売られているのだろう?

 やや古くなるが10月28日の日経新聞に、「砂糖や果汁も入っていない水だけのミネラルウォーターが、なぜジュースやお茶とほぼ同じ価格で売られているのだろう?」というテーマの記事があったので、ここに要旨のみ紹介します。
 

ミネラルウォーターの値段はどう決まる?
 安全でおいしいミネラルウォーターを作るには、実は「かなりの手間とコストがかかる」(日本ミネラルウォーター協会専務理事)。
 先ず水を採取するコストがかかる。せっかく掘り当てた鉱泉も「本当に飲料用に適するかどうかわからない」。環境維持のコストも必要。水は無添加・無色透明。それだけに品質管理も厳格だ。水は無臭なだけに多少のニオイでも消費者は違和感を覚えがち。そのうえ、環境にいい過疎地や山間部が産地だけに運賃も割高になる。関係者によると、「ざっくり言って1リットル200円の水は運賃が20円。ペットボトルや段ボールなど外装費が約80円」。水以外に約半分の費用がかかっている計算だ。 
 昨今の消費量の伸びは著しいが欧米に比べるとまだまだ低水準。さらなる市場拡大を見越して今後も参入メーカーが相次ぎそうだが、「想像以上にコストがかかることを知って撤退する企業も多い」。

 私自身よく友達から「わざわざ中近東から運んでくるガソリンより高いのはなぜなんだ」と、この時ばかりは、相手を刺すようなきつい目で、表面はあたかも冗談半分のように問われることがよくある。相手が冗談のように言っているのに、こちらだけ真面目に答えるのもおかしいし、こんな時本当に困ってしまう。こんなことなので、是非ご理解賜りたく存じます。