世界的に私たちに迫る大きなリスクを具体的に指摘している本がある

 

小泉首相が死んでも本当の事を言わない理由〈上〉

小泉首相が死んでも本当の事を言わない理由〈上〉

浅井隆さんの本を前々から愛読し、その慧眼に一目置いてきたが、特にこの本は凄い!! 今後予測される様々な世の中の動きについて、「これからこうなる!」と言う。その一部分をご紹介します。日本の財政・年金が破綻するということに含めて以下のようなリスクを指摘しておられる。

私たちの目の前に迫る大きなリスクについて具体的に考えてみよう。
一つ目は「国家破産」というリスクである。日本国政府が100%でないにしても95%以上というかなりの確 率でこの5年、10年以内に破産しかねないというリスクである。

二つ目は「鳥インフルエンザ」。単に流行というだけに収まらず生命をも脅かす大問題である。これは、私たち にとって財産はおろか生命をも脅かす大問題である。単に流行だけに収まらず、経済や文明そのものに及ぼす 可能性がある。・・・略・・・鳥インフルエンザがそれほど大きな問題にならないとしても、21世紀はどうも 「ウイルスの時代」になりそうだ。

三つ目は「自然災害」。2004年末にはインド洋に大津波が襲い、2005年夏から秋にかけてカトリーナ・ リタなどの巨大ハリケーンアメリカ本土に上陸した。日本でも、2004年には観測史上最多となる10個 もの台風が上陸したし、秋には阪神大震災以来となる最大震度7を観測した新潟・中越地震が発生した。

四つ目は「資源、環境汚染、食料」多くの新興国の急速な経済発展もあり、石油をはじめとするエネルギー資源 はもちろん水資源さえも不足・枯渇の怖れが指摘されている。また、大気、水、土壌などあらゆる環境が汚染 され農作物の質も落ちているし、塩害などでまったく作物が育たなくなってしまった農地も増えている。将来 的には世界的な食糧危機が発生する可能性は決して低くないだろう。

五つ目は「現在のバブル的状況が破裂して世界が恐慌あるいは大きな不況に陥る」というリスクである。中国バ ブルやアメリカの不動産バブルなどの崩壊をきっかけに世界恐慌となる可能性もあるだろう。