早稲田大学名誉教授大槻先生、夏場のゴルフの水の飲み方について

[水・食物・環境]大槻先生は、「6年前に61歳でゴルフを始めて平均88だ」そうである。たいしたものだ。ゴルフ理論はなかなか面白かった。さすが科学者である。特にスライスで悩んでいる人には特効薬がある。

を読んだ。著者の大槻義彦さんは、早稲田大学名誉教授、理工学部客員教授。専攻は放射線物性で、「大槻のデイチャリング理論」や、α線の弾性散乱での「水切り理論」の発見で知られているという。

 私は、プロゴルファーの書いた本はほとんど読まないことにしている。昔はよく読んだが我々アマチュアにはむしろ有害だと思っている。というのは、プロを目指している人たちは一ヶ月に2万発ものボールを打つという。それに引き換え我々は200からせいぜい500球位しか練習していない。その上身体能力が全然違うのだから、プロがどう打とうが全く次元の違う話なのだ。
 その書の最後に「水」に関する記述があった。まさかゴルフ指南書に「水の飲み方」が出ているとは思わなかった。全くおっしゃるとおりなので抜粋してご紹介します。

わたしは、冬のゴルフでも1ラウンドで2リットルの水を飲む。夏になればこの倍、ペットボトルで4本の水を平らげる。大切なのは、じつは飲む水の量ではなく、おしっこの量なのである。その量は1リットル以上。2リットルなら理想的といわれる。プレー中、水分が不足すると、熱中症にかかりやすいことはもちろん、尿が酸性になってしまう。尿の酸性度が高まると結石ができる。南太平洋の島々の住人には腎臓結石、尿路結石の患者が異常に多い。これは暑さの割に水分摂取が少ないためだ。さらに水分が多いことは、血液の粘性を下げ、血液の流れをスムースにする。高齢者のゴルフでは、とくに夏場、大量に水が必要なのである。