世界的にどの氷河も縮小しており、最近その傾向が強まっているという

 スイスのチューリッヒ大に本部を置く「世界氷河モニタリング」が、、というのです。いつもずーっと気にかかっている地球温暖化がここまで進んできているのですね。氷河が、いつまでも同じように美しくその姿を保ち続けて欲しいものです。それがまた我々生物の生命の保持に密接につながっているのですね。


 ところで、氷河といえば、「氷河の水」というのがありますが、「ちょっと疑問」と言わざるを得ません。海の水が蒸発して雨となって降ってきたものが氷河になったのですから、ほとんどミネラルが含まれていないのは、当然のこと。したがって硬度はほとんどゼロに近い。硬度が低いにもかかわらず「ちょっともおいしくない!」。なぜかと言えば、微妙なおいしさをかもし出すミネラルが何にも入っていないからです。ミネラルがなければ体内への浸透力も弱いはずです。というように、ほとんど飲料水としてはメリットはありません。


 その硬度について反対に位置するのが、海洋深層水ですのでついでに触れますと・・・・・。生物は海から生まれたので、海の成分と人間の体液が非常に似ていることはご承知の方も多いと思います。従ってミネラルは本当に大切なものです。そのミネラルの宝庫が海(海水)なのです。しかし、先ず「まずい!」ということ。飲んでみた人は皆さんご承知でしょうが、それでも体にいいからと思って、まずいのを我慢して飲んでいるのでしょう。そのうえ、「高い」。塩分を抜くという無理なことをするのですから、値段が張るのは仕方がないことかも知れませんが、それにしても、高すぎます。それで一頃の人気を失って沈静化してしまったのでしょう。ミネラルを摂りたいと思う人は、朝、普通の水コップ一杯ににがりを適量混ぜて一気に飲んでしまうことをお勧めします。これは深層水よりもっとまずいですが、一気に飲むのですから、耐えられるはずです。それで深層水の一本分二本分を簡単に摂れてしまうのです。費用も何十分の一で済んでしまいます。


 氷河の水にしても海洋深層水にしても、「飲料水」です。おいしくなければ続けけられません。飲料水ですから、価格も安くなければなりません。おいしくて、体によくて、価格もリーズナブル・・・・・という水が結局残って行くことでしょう。