横浜の大きなマンションが傾いた

見た目、大変立派なマンションである。
販売元は、三井不動産レジデンシャルでその親会社は三井不動産、元請けが三井住友建設、、その下請けが旭化成建材でその親会社は旭化成だそうである。その上、設計まで時として下請けに出す場合もあるという。お客さんは、誰を信用して、一生に一度の大きな買い物をしたのだろうか。

この責任は誰にあるのか。誰がどこまで責任を持つのか。全体を統括したのは一体どこなのか。こんな大事なことが極めてあいまいである。
そもそも、今の日本でよく見られるように、発注者・買う側が圧倒的な力を持ち、値切りに値切った上に、工期は絶対守れ、というような無理を通してこなかったか。

親会社と子会社、発注者と受注者、この両社の間に深くて暗い埋めがたい溝があるのではないか。この構造を直さない限り、このような不祥事はなくならないように思う。

追加
今日の新聞によれば、もう1社下請け会社日立ハイテクノロジーズがかんでおり、その親会社は日立だそうで、ますます混沌としてきた。