独立”する富裕層 アメリカ 深まる分断

 2014/4/22(火)放送のクローズアップ現代より

ジョージア州サンディ・スプリングス市では、富裕層だけが集まって新しい自治体を作って、自分たちだけで運営している。これを手本に誕生した自治体は、ジョージア州ですでに5つで、現在、フロリダ州テキサス州カリフォルニア州などで30余りの自治体が、新たに誕生しようとしているという。

住所や家族構成、持病の有無など、さまざまなデータが登録されており、一例をあげると、10秒以内に電話を取ることが義務づけられ、90秒で警察や消防が出動します。市が市内全域に配置する警察官はおよそ150人。早ければ2分で、現場に警察官が到着するという。現在、市民の9割が公共サービスに満足と回答。うわさを聞いた富裕層が、全米から相次いで流入し人口が増えています。
このように富裕層が、自治体を作る動き、今後、全米に拡大していくと見られています。
一方で富裕層がいなくなった自治体は、歳入が減って、一部公共サービスの削減を始めています。
貧困層の暮らしに暗い影を落とし始めています。郡の中で最も貧しい地域で、住民の生活に大きな影響が出ています。


今、世界中「イスラム国」の問題で大騒ぎだが、決してイスラム国を弁護する積りはないが、こうして疎外感を持って将来に希望を持てない若者をイスラム国に駆り立てている。
 アメリカとヨーロッパの貧富の差、生まれによって決まる身分の格差は目に余る。