垂水の土人形展

ここ垂水で「土人形展」が開催されている。私の下手な紹介より、地元紙「南日本新聞」の方が余程的確なので、断りもなく失礼ですが転載させていただきます。


併せて大変興味深い写真が展示されておりました。というのは、昭和31年、あの山下清画伯を偶然桜島フェリーで見かけた垂水の方が、余りにみすぼらしいお姿なので自分の家にお連れして、数週間泊まらせてあげたそうです。写真はその時、服を新調させてあげて撮ったもので、何とも心温まるお話で感動しました。お礼に桜島の絵を描いてくれたそうですが、当時は防波堤もなく全て砂浜で、今更ながら世の中の移り変わりを見るようです。蛇足ですが、他にお世話した人に、画伯が「絵を上げよう」と言っても、断った人もいらっしゃると聞いて、惜しかったと思ったり、いろいろな思いが去来しました。