破廉恥、恥知らずと想定外

破廉恥というのは、恥ということを知ってはいるが敢えて破廉恥なことをする。
恥知らずというのは、恥自体を認識しないから、どうにも救いようがない。
このたびの原発では、東電は「津波は想定外だった」と言って逃げ切りたいようだ。

 しかし、私に言わせれば、想定外ということは、津波自体を認識さえしていなかったということだから、破廉恥ではなく恥知らず的、最早どうしようもない、救いようもない最低の状態だったということを告白しているようなものだ。

 今となれば、日本中のあちこちに、地面を掘れば大きな津波のあった痕跡を残しているし、お寺などに様々な資料として過去の大災害の文献があることが判っている。想定外ということは、それらを全く知りさえしなかったということか。それでは、余計に福島の人たちは救いようもない。
 結果、電力会社、政府、官僚、それを取り巻く学者、どれをとっても滅茶苦茶だった。日本を託しえないことが判っただけだ。政治家、マスコミにしても今の日本のリーダーは自己保身のみだから、つい国民に対して弱腰になりポピュリズムだけだ。その結果、この20年間で、一人あたりのGDPがかっての2位から21位に急降下している。(いままだ進行中だ)