石油暴騰でお金がうなっている中東のドバイに行ってきました。


あるスタンプ会社のコーディネートで、日本の地域を代表するスーパーさんが、2年に1度、既に数十回も海外研修旅行に出かけられていたということですが、今年、初めて我々夫婦も誘われました。参加スーパーさんは全部で9社、全員経営者で、基本的にはご夫婦での参加ということでした。我が「温泉水99」は、このうち7社で既に取り扱われており、一番大きなスーパーは年商3,000億にも達する大得意先でもありますので、一も二もなく大喜びで参加させてもらいました。

たくさんの思いをかかえて帰国しましたが、一番の印象は、「思いがけなく大金を持った人たち」の行動様式でした。
何しろ完成もしていないのに、一戸建てが3〜5億、マンションが1〜2億もするのに、開発中の段階で全て完売しているというのですから、もう想像を絶するというのは、将にこのことを言うのでしょう。その買主は、勿論現地のアラブ人も多いのですが、ヨーロッパ、ロシア、ウクライナ、中国、インドなどだそうです。1年に一ヶ月も住まない別荘地に、何億円も費消するという感覚は、どうしても理解できませんでした。ヨーロッパは兎も角として、つい少し前までは中国人が、現在はインド人が、まさに奴隷に近い労働条件で建設作業に携わった血と汗の滲みこんだ建物なのです。中国やインドの底辺にいる人々の思いが判るような気がしました。
こんなことをしているようでは、キリスト教イスラム仏教ヒンズー教も当てにはなりませんし、資本主義共産主義もどうしようもありません。

さすがに日本人はいないようで、ホッとするとともに、日本の経営者はまだまだ健全だナという思いを強くしました。イザヤ・ベンダサンの指摘していた日本教は健全なのである。
そういえば、アメリカの自動車会社の経営者が自家用機でやってきて、「倒産しそうだから何兆円も援助してくれ。それが何万人もの雇用を確保することだ」とか臆面もなく言ってたが、一体どうすればあのような考え方になるのでしょう。その上、ご自分は10億円とか20億円とかの年収を取ってきたというのだから、絶望的です!!

世界一のノッポビル
ナツメヤシの形の別荘

  一戸建てが3〜5億、マンションでも1〜2億、これら全部が完成前に完売されているというのだか  ら驚くばかり!!