宇宙から降り注ぐ紫外線を防いでいるオゾン層が、フロンガスなどにより破壊されて発生する南極上空のオゾンホールが過去最大級の規模で発達している。また、米国と中国という温暖化の原因となるCO2排出のナンバーワンとツーが、揃って京都議定書に加わらないというのは、一体どういうことでしょうか。

気象庁は九日、宇宙から降り注ぐ紫外線を防いでいるオゾン層が、フロンガスなどにより破壊されて発生する南極上空のオゾンホールが過去最大級の規模で発達している、と発表した。

 地球の誕生は約46億年前で,地球上に生物が誕生したのは約36億年前。その頃は、誕生した生物を有害な太陽紫外線から守ってくれるのは水だけでしたから生物は海の中しか生きられなかったのです。その後、光合成を行う緑色水中生物が増えるに従って酸素が少しずつ空気中にしみだし、その結果、現在とあまりかわらないオゾン層が形成され,地表面も有害な紫外線から守られる環境になり,陸上生物が存在するようになりました。つまり、地球が誕生してから,陸上生物が生活できるようになるまでに40億年もの長い年月が必要だったということです。

 もしこのオゾン層が消滅するような事態になれば、地球の原始の時代に逆戻りしてしまい、太陽から一身に紫外線を浴びるようになるため、あらゆる生物は死に絶えてしまいます。
 近年の猛烈なフロンガスの使用によって、先のオゾンホールがどんどん大きくなっているというのですから、とんでもないことです。

 地球温暖化によって、台風14号とかハリケーンとかが、かってないほどの被害をもたらしました。世界のリーダーのアメリカが当然先頭に立って、フロンガスの発生を防がなければなりませんし、地球温暖化を防止すべきです。それなのに、米国と中国という温暖化の原因となるCO2排出のナンバーワンとツーが、揃って京都議定書に加わらないというのは、一体どういうことでしょうか。小泉さん、国内では郵政民営化を突破口に様々な改革を断行してしていただきたいのですが、対外的には頼りにならないアメリカに代わって地球環境でこそリーダーシップをとって日本の存在感をアピールしていただきたいと思うのです。