朝日新聞がいわゆる従軍慰安婦問題でこれまで記事の誤りを認めた

朝日新聞は82年9月2日以来繰り返し吉田証言を取り出し、「済州島で200人の若い朝鮮人女性を『狩り出した』」と報じた。これに対して92年4月30日には、産経新聞が、済州島での調査結果、全くそのような証言・証拠は得られなかったと報じたという。
 
残念でならないのは、なぜこの時点で、政府も朝日新聞も他のマスコミも徹底的に調査をしなかったのかということだ。吉田証言は虚偽だと主張する人もあったが、世の中は圧倒的に、繰り返し繰り返し報道する朝日新聞の方の影響を受けた。その証拠に、その後宮沢首相の訪韓時の8回にもわたる謝罪、河野談話、国連のクマワスラミ報告書、朴クネ大統領の歴史認識問題、米国の慰安婦象・・・・へと連綿とつながって行った。

 今年4〜5月改めて、済州島内で70代後半〜90代の計約40人に話を聞いたが、強制連行したという吉田氏の記述を裏付ける証言は得られなかったという。ということは、日本政府と韓国政府の能力、マスコミのジャーナリズムの精神が当てにはならないことを証明している。特に、池上さんのコラムの件でもそうだが、朝日新聞はどうにもならない。